槍ヶ岳

表銀座縦走コース
第1日目 中房温泉〜大天荘

2008年8月7日

photo : T.Maehara

T君のHP


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昨年は友人に連れられて穂高連峰を満喫した。
その時始終視界に入っていたのが槍ヶ岳であった。
次はあの槍ヶ岳に登りたいと思った。

 

仕事を終え、最終便で羽田へ飛ぶ。
昨年は大幅に遅れたが、今年も20分くらいの遅れ。
新宿23:54発白馬行き「ムーンライト信州81号」に乗り込む。
ビールなどを飲んで一眠りするのだが、もとより眠りは浅い。

このパターンは九州から北アルプスへ行くのに、最も時間のロスの少ない経路である。
ただし強行軍である。いつまでできるか分からない。

4時50分過ぎには穂高駅に到着。バスにて中房温泉へと移動する。
途中最終日に宿泊する穂高温泉郷の「割烹旅館みさと」の前を通った。

バスはぐんぐんと標高を上げ、山の中へと入っていく。
6時に中房温泉に到着。

めいめい準備次第、燕岳を目指して出発する。
下草はクマザサ、九州の山とは違う雰囲気。針葉樹が多く、
また緑が夏の時期としては薄く、森の中も暗くない。

木の名前はよく分からないがシラビソというのかな?
まっすぐに伸びる樹型が新鮮だ。

ヒヨドリバナ

ヒヨは我が家の庭にもちょくちょく立ち寄ってくる鳥だが、
鳴き声もうるさいし、早春に咲くこぶしの花を食べるにくい奴。

長い登りの果てに大天井岳の姿が見え始めた。
これから辿る稜線も見える。
視界が広がってくると疲れも和らぐというもの。

合戦小屋

たくさんの人がザックを置いて休んでいる。
もちろん名物のスイカにかぶりついている人も。

北アルプスの山稜は夏の間たくさんの花が咲きそろう。

九州の人間にはふだん馴染みのない名前が多い。

ゴゼンタチバナ

コイワカガミ

リュウキンカ

さらに高度をますと今回の山旅の目標である槍ヶ岳の姿と縦走路の稜線が見えてきた。

多くの人がこの光景を眺めては、また元気に登っていく。

いよいよ燕山荘も見えてきた。しかし燕岳の山頂はガスの中だ。

チングルマ

チングルマの花は大天井岳で見かけたのみだった。
それにしても、知らなければこれが樹木だとは誰も思わないだろう。

テガタチドリ

ハクサンフウロ

シナノキンバイ

ミヤマトリカブト

モミジカラマツ

この白く花のように見えるのは花弁ではなく実は雄しべなのだという。
高山植物は不思議な形態をしたものが多い。

燕山荘でカレー大盛りを食べ、
ザックを下ろしてガスに包まれた燕岳へと向かう。

燕岳山頂(2763m)

狭い山頂で証拠写真、あたりはガスで何も見えず。

チシマギキョウ

燕岳は花崗岩の白岩肌が印象的な山だ。
花崗岩が風化して岩のオブジェをなしている。

時折、燕岳の山頂も見えるのだが、、、

岩の白さとハイマツの緑のコントラストが印象的だ。

こうした砂地に咲くコマクサ


いよいよ今日の目的地の大天荘までのアルプスの稜線歩きだ。

ただ、その大天井岳が見えないのが残念だ。
いやそれ以上に槍ヶ岳の姿を見ながら歩きたかったなぁ。

蛙岩(げえろいわ)を通り過ぎると大下り。

登り返して再び稜線歩きがつづく。

青空も見られるようになって遙かな向こうに、
黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳などの姿。

いつの日か雲ノ平やこれらの山を訪ねる時が来るだろうか。
是非一度は訪ねてみたいもの。

カワラナデシコではなくタカネナデシコ(なるほど)

カワラナデシコとタカネナデシコ 
生えている場所の違いだけではなく、苞の数が違うのだとか。

阿蘇の野に咲くホソバノママハハコに似ているこの花は、
タカネヤハズハハコと思われる。

タカネスミレ

厳しい環境に咲くスミレ

大天井岳を覆っていた雲も時折晴れて姿が見える。

その山体はかなり大きい。

遠いなぁ、高いなぁ。

何やら声がすると思ったら小猿の群。
母親らしい大きい猿はなにやら食事に夢中で、こちらには気にも留めない風。

小猿がチラとこちらを見た。

喜作レリーフに感謝の挨拶をして最後の斜面をトラバースする。
今日の宿、大天荘が現れた。

     


大天井岳山頂にて

燕岳から辿ってきた稜線づたいの縦走路。
夏雲が湧いて疲れた体に元気をくれた。

常念岳方面

雲間から陽の光がこぼれる。輝く光の中にちらと槍ヶ岳が見えた。

 夕食が待っている。


鯖の味噌煮と和風ハンバーグのいずれかを選べるという。
なかなか美味しい食事であった。

今日は缶ビール2本で、撃沈。
十分余裕のある寝床に大満足。

 


声を出してむせび泣く女性

一体何がこの女性をここまで来させたのか?

 
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