霧立越

2007年10月28日

photo : T.Maehara


 

3年前の台風でだったか、カシバル峠までの道が不通になって以来、
初めてのそして久しぶりの白岩山行きとなる。

今日はしかも扇山ピストンを計画した。
そこで6時過ぎに、カシバル峠に立っている。
明るいうちに下山したいから。


カシバル峠

 

東の空が明るくなってきた。先週に引き続き、今日もまた快晴だ。

遠くの左の山は祖母山のようだ。
すると右の双耳峰の様に見えるのが傾山だろう。

祖母・傾縦走路が一望の下に見渡せることになる。
迂闊ながら初めて気がついた。

手前の山は祇園山らしい。


 カシバル峠から500m、扇山山小屋まで8900m

これを見て覚悟を決める。

いきなりの自然林の中の道。

これだからここは大好きなところ。

やっと陽が昇った。
すでに紅葉は進んでいる。
暗いうちはよく見えなかったのだ。

なかなか綺麗じゃん。
まだ早いと踏んでいたが、そう遅くはないのかも。

来週の法華院泊まりのくじゅう廻りはちょうどよさそうだ。

朝日に輝く紅葉を見ながら歩いていると、
いつの間にか日肥峠に着いてしまった。


白岩の周りには鹿の食害を防ぐネットが張り巡らしてあった。

さわやかな秋の朝。

色づいた山肌が、すでに秋が始まっていることを気づかせてくれる。

今年の夏はいつまでも暑く、
このまま冬になってしまうのではと心配だった。

次の連休あたりがピークなのではないだろうか。

青いグラディエーションが綺麗な脊梁の山々。

向霧立越の山々

月も残っていていい眺めとなった。   

 

トリカブトもまだ花があって、

花の少ない時期となった道に嬉しさを添える。

白岩を通り過ぎていよいよ縦走路をひた歩く。

ここは私が敬愛して止まない巨木たちの道である。
思わず立ち止まって写真を撮らせてもらうのだ。

まだまだ青い葉のカエデも多いが、もう真っ赤になったものもちらほら見られる。

紅葉の走りといっていいだろう。

上を見ながら、あたりを探しながらの道行き。
足下注意のはずだが、ここの縦走路は極めて整っていて歩きやすい。

所々開けたところにさしかかると、眺めに足が止まる。

木立の中の比較的広い場所にでる。

馬つなぎ場

休息にもってこいの場所である。
昔の人もここで休息をとったのだろう。

だんだん陽が高くなってきた。汗がにじんでくる。
巨木達が佇む楽しい道を進む。

青い空が広がり、風は涼しく絶好のハイキング日和である。

樹間より祖母〜傾の山々が連なりが見えた。

南側の開けた場所。遠くの木々はずいぶんと色づき始めたようだ。

小屋の手前にこの日一番のモミジに出会った。


扇山山小屋

  

立派な山小屋である。板張りなので、停まるときはマットが必要だろう。
ところで、このあたりで水は得られるのだろうか?
水呑の頭下の水場は枯れていたのだが。

ザックを下ろし扇山へと向かう。案内には600mとある。

ゴボウ畑から山小屋まで8900mだったから、片道9.5km、往復19kmだ。

 

途中の岩の展望台より。
ここもかなり紅葉が綺麗だった。

次の展望所からは江代山、市房山、石堂山などが見える。

雲が湧いて流れている山が市房山。
紅葉越しに見える良いビューポイントだ。

シャクナゲの生い茂る道となると、すぐ山頂となった。

扇山山頂(1661m)

その先の展望岩に上がると祖母山方面と歩いてきた縦走路が見える。

すぐ小屋へ引き返し、小屋の中で昼食だ。
コーヒーもすっかり定番となっている。

あまりゆっくりはしていられない。30分ほどで往路を戻る。

往路は下りが長かったから、帰りは登りとなる。


もう一度、目に焼き付けて、と。

日の高さと向きが変わったので、色具合も違うか?

気持ちの良い縦走路。いっぺんに気に入った。
四季折々訪れたいものだが、時間に余裕と、日の長さも必要だ。

帰り道でもやはり気になる大きな木。紅葉があればなおのこと。


日肥峠下の紅葉。朝の光とは光が違っていて、こんなに赤が鮮やかだった。

また来よう。今度は新緑や、シャクナゲの季節が良さそうだ。


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