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午前4時
小屋の前は早立ちの人々と、ご来光を待つ人などでごった返している。

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ご来光は涸沢岳山頂で迎えようと計画していた。
涸沢岳への岩場の登りを喘ぎながら登る。
すでに山頂には4〜5人の先客がいらした。
思い思いに場所を確保し、夜明けを待つ。
少しずつ白んでくる地平線、徐々に姿を現す北アルプスの山々。
冷たく凛とした空気に包まれ、誰もが無言でご来光を待った。
涸沢岳山頂(3110m)

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日の出は常念岳のやや右から上がるようだ。

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そしてご来光が周囲を照らし始めた。

中央に聳えるのは北穂高岳、左奥の尖塔は槍ヶ岳、ご来光直下の山が常念岳。
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日光が山肌を照らす。すると山々が目を覚ましてくる。

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槍ヶ岳から続く縦走路
今日も大勢の人々がこの険しい稜線を辿ることだろう。

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振り向くと、笠ヶ岳の山頂付近にも朝日が届いていた。
ずっと奥の山塊は白山だろうか。
穂高から伸びる三角形の影
一番濃い影が多分、私達がいる涸沢岳の影、中央のが北穂高だろうか?
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すっかり陽が上がり、太陽の色も普段の色に戻っている。
ようやく下山することにした。朝食がまだなのは私達くらいかも。
案の定、朝食がまだなのは日本人では私達だけのようである。
韓国からのツアーの方々に、混ぜていただいて朝食を取ることができた。
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小屋を出発したのはよいが、初めのハシゴ場からいきなりの大渋滞。
穂高岳山荘にはソーラーパネルと風車があって、
いくらかでも環境への負担を減らそうとしている。
私達人間がやはり一番に気持ちでいなくてはと思います。

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ハシゴ場を過ぎるとしばらく登りが続く。
急ではないものの何故か足が上がらない。
ご来光登山で駆け上がった涸沢岳の疲れが残っているのか?

と、太陽の影で雪が舞っている。
雪渓の氷が舞い上がったのだろうか?
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山頂が間近に迫ってきたとき、ふとふり返ると、
そこには絶景が広がっていた。
北穂高岳と涸沢岳の間に槍ヶ岳の姿。

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ジャンダルム
独特のドーム状の形がユニークだ。
ざらざらと崩壊しやすそうな岩肌が荒々しい。
実際にこの頂の上に人が立っていたのが見えた!

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奥穂高岳山頂(3190m)
モニュメントのあるところは人だかりで近寄れず、
そのまま通り過ぎてザックを下ろした。
ここで記念のコーヒーを淹れる。
う〜ん香ばしい。
しみじみ、美味しい

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反対側はというと、
梓川が眼下を流れ、焼岳の姿、火口が見える。
その奥は乗鞍岳のようだ。
さてこれから、吊り尾根を通って紀美子平へと向かう。

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一昨日私達はここから出発したのだ。
その時見上げた先に、
奥穂高から延びるここ吊り尾根があった。
今、その逆の視線で眺めている。
今回の山旅も終わりが近づいていると、初めて感じたのだった。

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まだ涸沢方面を見晴らす尾根から、
鋭く険しい姿をした前穂高が迫る。

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紀美子平にて、ザックを下ろす。昼食は前穂高から下山後にしよう。
岩場の安定しない急坂を登る。
途中、奥穂高やら涸沢岳などが見えだした。

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前穂高山頂(3090m)
前穂高山頂は南北に細長い山頂となっている。
その北端まで進んだ。
目の前に広がるのは、奥穂高岳、北穂高岳、そしてその向こうに槍ヶ岳。
そのすそ野には涸沢の雪渓。

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昨日登った北穂高岳への南陵の登山道。
やや霞む槍ヶ岳の姿も凛々しく威容を感じさせる。

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もう、ここれから下りるばかり、
名残惜しいこの光景
写真は撮った。
後は、出きるだけこの目に焼き付けておこう。
この素晴らしい光景を。

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前穂高山頂より、紀美子平と岳沢を俯瞰する
前穂高岳3090m - 岳沢小屋2180m
標高差900mの急な下りである。

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急な岩場を下りに下る。
奥穂高の姿をふり返り仰ぐ。

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イワギキョウの群落

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ずいぶんと低くなってきたが、まだまだだ。
降りても降りてもなかなか終わらない下り。
だんだんと持病の膝痛が強くなってくる。

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やっとカモシカ立場をおりると
ジグザグの道脇はお花畑が広がっていた。

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