稲星山・中岳・天狗が城・久住山
赤川から

2007年8月5日

photo : T.Maehara


 

今週は友人の穂高連峰登山に連れて行ってもらうことになっている。今のところ天気予報は晴(時々曇)。
しかし週末になると天気がくずれ、このところ山行きが滞っていた。体力が心配だ。

HPを渉猟していると、赤川から猪鹿狼寺本堂跡へと抜ける道が載っていた。
さっそくこのコースを辿ってみることにした。

 

赤川の登山者用駐車場に車を停め、北方向へ50m程戻るとゲートがある。
ゲート脇を抜け荒れた林道を歩いていくとすぐ、瀬音がして沢があった。

さらに人気のない林道を登っていくと南登山道への案内が出ていた。

道ははっきりしているもののかなり荒れていて、
帰りにまたこの道を辿りたくはないと思わせるものだった。

20分弱でいつの間にか猪鹿狼寺本堂跡につく。七曲がりの登りが続く。

途中、ヤマホトトギスがあった。今年初お目見えだ。


樹林帯を抜けると一気に展望が開けた。
そして久しぶりの青空。
そよ風が気持ちよい。

うっすらと霞む阿蘇五岳、九州の夏の空気が満ちている。

祖母山もクッキリとみえる。

久住山頂が見えてきた。

荒れた斜面を登っていく。汗がしたたり落ちる。
もう少し風が欲しい。

今日はいつもより荷物が重い。
今度の穂高行きに合わせた荷にしているからである。

 

稲星山の頂が見えてきた。緑が濃い。

ギラギラと輝く夏の日差し。

体温が上昇している。汗でサングラスが曇る。

神名水は大量の水を湧きだしていた。
さっそく頭から湧き水をかぶる。生き返った!


今登ってきた方向を眺めると、太股の張りも心地よく感じられる。

稲星山へと向かう。

実は1週間前、久住山頂でご来光を待ったのだった。
しかしガスで全く視界は開けず眺めも全くなかったのだ。
稲星山へと向かうのは先週のつけというもの。

申し訳程度のそよ風。オイオイ、ここは強風が駆け抜ける丘でしょうに。
旅人は涼しい風に翻弄されたいのだよ。

久しぶりの稲星山からの眺めに満足。

ザックを下ろししばしの休息。
満ち足りた時間、空間。

山というのはなんともストイックな気分に浸らせることだろう。
自分の足で登ってきたものだけが感じる幸せ。
人の欲も我も穢れさえ落としてくれる気がする。

な〜んちゃって気分のわけは、2ヶ月ぶりの山風景だったからだろう。

緑に覆われた中岳・天狗が城

先週はすぐそばまで行ったのだが、
濃いガスに遮られて輪郭すら見ることができなかった。

一通りくじゅうの山々を確認しないではいられない。


中岳への登りも見晴らしが良いと苦にはならない。
花があればなおさらなこと。

咲き始めのノリウツギはクリーム色をしているのだが、
この時期はもう真っ白にしているのだ。

中岳山頂


天狗が城

いずれも定点撮影です。

くじゅうのど真ん中から見るくじゅうの山々はいずれも個性は揃いだ。
どの山にも登ってみたくなるというのが人情だ。

並みいるくじゅうの山の中でもその姿は、ひときわ優しくおいしそう。

こちらは噴煙を上げる硫黄山と大きな山体をもつ星生山。

そして扇が鼻

夏の雲がうれしい。梅雨明けが待ち遠しかったのだ。

扇が鼻まで行って赤川へ下ろうと思っていたのだが、
もうばててしまっている。扇が鼻がやけに遠くに思えてしまう。


久住山頂

急にガスって来た。ここでお昼にした。
今日のお昼のメニューは冷や奴とカレーライス。
うん、なかなかいけます。

そして食後のコーヒー。
これがまた美味しい。臓腑に染み渡りました。

疲れた足をいたわりながら久住山から急降下となった。
扇が鼻からだと勾配は楽だが、そこまで行く距離が辛い。

勝手に「クジラ岩」と名付けた岩。
何を思い、何を感じているのだろう。

途中にヤマアジサイの花。
滑る下りの道でほっと心和む一瞬。

眼前に肥前が城の絶壁がそそり立つ。いつ見ても圧巻だ。


そしていよいよ赤川へむかう。これからは展望は利かない。


嬉しい山日和だった。

暑い夏もこれで乗り切れそうに思った。


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