平治岳

2007年6月10日

photo : T.Maehara


 

いまはミヤマキリシマの季節でもあり、入梅の時期でもある。
カレンダーとお天気具合、そして開花情報をもとに、山行きのルートを考える。

そしてこの日は、吉部から平治岳へ行くことにした。


阿蘇谷はすっきりと晴ているのに、九重連山はすっぽりと雲に覆われている。

それでも後から晴れ上がるだろうと車を進めた。
急がないと車を停められなくなりそうだ。

果たしてすでに車はいっぱいである。
しかしなんとか橋の手前に空きスペースを確保できた。
暮雨の滝経由で向かう。

良く踏み固められた道を辿る。
もう6月、木々は鬱蒼と生い茂る。
濃厚な森林浴。

こうして写真を眺めると、
なんと急勾配な山の斜面に道が造られていることよ!

薄暗い森の中に点々と白い花。
コガクウツギが咲き始めている。
その葉は光沢があって緑の蛍光色のよう。


暮雨の滝

人気がなく閑散としていた。

マイナスイオンのシャワー

滴る緑

水の精のざわめき

ミヤコザサの茂る所
もうすぐ坊がつるの入り口だ。

暮雨の滝からこのあたりは、
ブナやミズナラ、ハリギリといった巨木が点在する。
それがやがてコナラの森へと変わっていく。

このルートで一番気に入っている場所だ。

「なるこばし」

緑の濃さがもう夏だと言っている。

三俣山はすっぽりとガスに覆われている。

今日は坊がつるからではなく大船林道終点から大戸越へと向かうことにした。、


いったんこの小径に入り込むと、もうそこは鬱蒼としたコナラの森。

5月の初めだったなら、輝くばかりの新緑の世界だっただろう。

この白い花は、、、ヤマアジサイの仲間のようだが、、。

深い緑、濃い緑、小鳥のさえずりの大合唱。

その林床にはスズタケがびっしりと。

モミジはあまりないが、紅葉の時期にはどんな表情を見せてくれるのだろう。

丸い葉っぱに魅せられて。


坊がつるからの道と出合、20分少々で大戸越へと着く。

平治岳何面はピンクに染まっていて、今年の花の具合はまあまあな様子だ。

それにしても人の群。
こんなに多くてはやはり興ざめである。(まあ人のことは言えないが)

山頂で三脚を広げるのははた迷惑だと思い、
ザックもろとも大戸越に置いて登ることにした。

登り始めたら行列が出来ていて動かなくなってしまった。
上のロープの箇所で渋滞している模様。
遅々として進まないがここまで来たからには上がるほかない。

時折、北大船山が頭を見せるがすぐまたガスがかかってしまう。

三俣山もその特有な姿を見せてくれない。
坊がつるには色とりどりのテントが散らばっている。
いつか自分もテントを持ち込みたいものだと思う。

くじゅうのほかの山はガスで見通しが利かない様子だが、
平治岳ばかりは山頂もガスがかかっていない。
青空に映えるミヤマキリシマとはいかないが、平治岳にしたのは正解だった。

やはりミヤマキリシマの聖地である。山肌をピンクに染めて花ざかりだ。
ただし人も身動きがとれないほどの混雑ぶりだ。

岩の上には三脚が乱立してシャッターチャンスを狙っているカメラマンの群。
ああいう姿を見ると自分もカメラを構えてはいるとはいうものの、
あの人達とは同系列ではないという安堵感を感じた。

山の景色はカメラマン達だけのものではないですから。

北峰から南峰を眺める。北面には殆ど花は咲いていない。

ミヤマキリシマの下の日当たりの良いところにひっそりとマイヅルソウの姿。
また、別の所にはイワカガミも見ることができた。

山頂は人でごった返しているし、そろそろ下りて昼食にしよう。
遅々として動かない行列が登りの道筋を浮き上がらせるばかり、、、。

たくさんの人でごった返す大戸越

帰りは坊がつるキャンプ場へと下り大船林道へと回った。
あまり疲れもなく快調に足が進む。1時間ほどで車まで着いた。


ちょうど6年前の今日(6月10日)以来2度目の平治岳。
あのときよりも人が多くなっている。登山人口も増えているのだろう。
山に負担がかからないよう、優しい山歩きを心がけねばならないだろう。

 


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