星生山・中岳

 

2007年2月4日

photo : T.Maehara


 

クリスマスイブのくじゅうご来光登山の時も、
また1月14日の親父山・障子岳でも霧氷の姿は何処にもなく、
まだ冬らしい山歩きが出来ていなかった。

と、急に寒気が入って雪も降る日が2日続いた。
さっそく雪化粧したくじゅうの山々と霧氷を期待して出発した。

 

午前7時牧ノ戸到着。沢山の車と大勢の人影にびっくり。
牧の戸を出発。沓掛山の尾根はガスに包まれているが、
誰しもが冬景色を待ちこがれていたのだ。

 

アイゼンを着けての登りだが、凍結はしていない様子。

沓掛山

ここは霧氷が見事だ。ただ惜しむらくは、光がない、こと。

馬酔木の赤い花芽がモノクロの世界に彩りを添えている。

この時期に一度は撮っておきたい対象。


くじゅうの登山道沿いには大きな木は少ないので、
祖母山系と比べると霧氷の姿はつつましい。

それでも間近に見る霧氷に覆われた木の姿が面白い。

扇が鼻分岐

やっと朝日が丸い銀盤の姿となって見えだした。
そろそろガスが晴れるか、と、思う間もなく、、、

一瞬のうちに真っ青な空が広がった!
そして目の前に、うっすらと雪化粧した星生山の姿が現れた。
やったぜ!

星生山の斜面の霧氷の輝きや

肥前が城へと続く大地の霧氷の姿を味わった。

ますます朝日の輝きが増してきた。

殆ど風もなく暖かい。ぐずぐずしていると融けてしまいそうだ。


久しぶりの星生山
山頂にはすでに5〜6名の写真家達が三脚を広げていた。
しかも中判カメラだ。すごいなぁ。
 
扇が鼻が綺麗に見渡せた。人の姿もチラチラ見える。
特別な理由があるわけでもないのだが、ここからのこの眺めが好きだ。

今日もまた雲海が広がっていて、祖母の山が僅かに頭を覗かしている。
12月24日の時より雲海の高さが高い。

そのため今日は阿蘇五岳も由布岳も見えない。

長者原方面はまだガスに覆われている。

沢山のカメラマンのじゃまにならないよう、星生崎へと向かった。

大船山もカメラに収めないと、これは定点撮影のようなもの。

三俣山も然り。

今日は新しく買った小型軽量の望遠ズームを持ってきた。
重さは僅か220g。名刺大。
それでもとても良く写るのにはびっくりした。
安い上に軽くて小さい。しかも写りも良い
これから山用レンズとして重宝しそうだ。

祖母山の姿が麗しく感じる。

すでに天狗が城の上には数名の人影。
星生崎で昼食をとったら引き返そうと思っていたが、
何となくまた御池へと行きたくなってきた。
前回は天狗が城までだったので、今日は中岳へ行くとするか。

望遠ズームが軽かったので、久しぶりに魚眼レンズを持ち込んだ。
地球の上に立っている!という雰囲気。


御池では氷上を行き交う人が沢山いた。

中岳山頂にて

クッキリと大船山の姿。風が強いせいかあまり雪は見られない。

やっと由布岳の双耳峰が見えるようになっていた。

そして阿蘇五岳の姿も見え始めた。

相変わらず久住山の姿は立派だ。
中岳から見る姿は、九重町から見る姿とは違って優しく見える。

雲の中にシルエットだけの根子の姿

稲星山の尾根向こうには祖母の山並み

くじゅうのこちら側には雪はめっきりと少ない。
坊がつるにも殆ど雪は積もっていないようだ。

天狗が城にて
久住山の姿

御池の一部は氷が融けていた。
無数のさざ波の煌めきが流れていた。

天狗が城からくじゅう分かれへと向かう途中、
見慣れた硫黄山の噴煙を横目で眺めながら今日の1日をふり返る。

今年も一通り霧氷も雪化粧も見ることができた。
これから先、霧氷を見る機会は減っていくことだろう。

温暖化の影響を直に見ているのかもしれない。


帰りは汗ばむ陽気となり、
朝見た霧氷の姿は融けてしまって、もう何処にもなかった。

この冬初めての、そして今年はもう最後となるかもしれない
霧氷の姿を見ることができた。

果たして今年は一体どのような1年となるのだろうか。

 


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