白口岳

沢水〜稲星越〜白口岳〜鉾立峠〜朽網分れ〜沢水

2006年9月24日

photo : T.Maehara


 

友人が白口岳に上がったのは9月7日で、
その時には白口岳のリンドウはまだ咲き始めだったという。

もうそろそろ見頃だろうと思い、白口岳に登ることにした。
沢水からのコースは今回で2回目である。

早出した甲斐があって、まだ日が上がって間もない6時過ぎに出発できた。

ほんの数枚の葉のみが色づいているのが目に入った。

薄暗い森の中に一歩踏み入れると、
ちょうどオオマルバノテンニンソウの時期だった。

あまり美しいとは思えないが、
林床いっぱいに広がる様子は圧巻である。

出水平

ここまではまだ勾配は緩やかだ。コースタイム以上のペースだ。

しかしここから涸れ谷の急な登りとなる。

山の頂が見えてくると気分も晴れてくる。
やはり山登りと入っても、登りだけでは辛い。
その途中で出会う景色がないとつまらない。

薄雲が広がってきた。
阿蘇の根子岳と高岳もその頭をほんの少し出しただけとなってしまった。

ナルコユリ

崩落地だ。上手いことに通るだけのスペースは確保されている。
とは言っても慎重にやり過ごす。

どんどん雲が広がる。
とうとう下の様子は見えなくなってしまった。


稲星越

息を切らしてやっとのこと、稲星越にたどり着く。
先客が数名。うち一人は白口岳、鳴子山へが目当ての様子。
この方、朝7時に牧ノ戸を発ったというが、まだ8時50分。
何とここまで1時間50分という「快足」ぶりだ。

それにひきかえ、私は途中でばててしまいスローダウンしてしまった。

稲星越のリンドウもアキノキリンソウも、まだまだ見頃は続きそうだ。


白口岳山頂にて。

相変わらずの大船山、平治岳、ずっと向こうに由布岳の姿。

坊がつるには黄色いテントがいっぱいあった。
昨夜はキャンパー達で賑わったことだろう。

白口岳のリンドウの写真をひとしきり撮って、早い昼食をとる。

今日はいつもと違う道具を持ってきた。
それは、スケッチブックとペン、それから眼鏡。

そうリンドウの咲いている様子をスケッチする。
丁寧にデッサンをするためには、
細部に渡って観察しなくてはならない。

葉は対生で、茎は地面にそって伸び、まわりの草に紛れてしまっている。
裏返したり、のぞき込んだりしながら、小1時間ほどスケッチに費やした。

最後にスケッチしたところをデジカメで写しておいた。

まわりの風景も美しく、リンドウもボリュームたっぷりに、
というアングルはなかなか無いものだ。

スケッチをしていると鉾立峠から登ってくる人の多いのに驚く。
法華院温泉泊まりなのだろうか?

雲が広がっていた。そろそろ帰ることにする。

白口岳から鉾立峠への下りはとても急だ。
慎重に足下を選びながらのおりる。

雲が湧いて風が冷たくなってくる。


下り一辺倒のこのコースは急勾配で滑りやすい所もあって、
下りでも時間はそんなには稼げない。

鉾立峠から仰ぎ見る白口岳。

佐渡窪に雲が流れ込む。

佐渡窪

今日はまったく水は無く地面は干からびていた。
ススキが風にそよぐ。

朝夕はかなり涼しくなったとは言え、日中はまだまだ暑いのだが、
こうして、秋の草花が盛りとなるのをみると
季節が巡る確かさが嬉しくなってしまう。

まだまだ艶やかで色の濃い緑を保っている。

このまま台風で木々が荒れないでいたら、
今年の紅葉は見応えのあるものになるのでは、期待が膨らむ。

佐渡窪から見上げる白口岳

一段と低くなっている鍋割峠越しに雲が流れ込んでくるという地形になっている。
また白口岳からの湧き水がここへ流れ込んでいるし、
この場所は綺麗に紅葉する条件に満たされているといえるのでは?

朽網分れ近くの林の中にツリフネソウの群落があった。

沢水の駐車場近くにて。

ゲンノショウコも最近では
じっくりと眺めることの少なくなった花の1つでもある。


山頂でスケッチしたリンドウ

 

家でじっくりと彩色をした。
写真とは違って別の所の株も寄り添わせて描けるところが良い。

 


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