目丸山

2006年4月23日

photo : T.Maehara

同行者のHP


 

この季節はカタクリはもちろん、ミツバツツジ、アケボノツツジ、シャクナゲやヤマシャクヤクなど、
花廻りの山歩きをするには、訪ねる時期と山の選択が難しい。

そして今回は、山歩きをはじめたばかりの友人達も一緒だから、いっそう選択が難しくなった。

まだまだ早いかと思われたが、
新緑も楽しめるこの山にやってきた。
実に5年ぶりだった。

 

内大臣橋先の駐車場にて、いつもの友人と待ち合わせ。
時間は8時半と実にゆっくりとした出発だ。

天気予報では晴となったが、朝のこの時間、あたりはガスがかかっている。

目もくらむような橋の上から下をのぞき込むと、
フジの花が緑の中に浮き上がって見えた。

緑も瑞々しく、雲が湧き、これから晴れてくるだろうと期待する。

と、たくさんの車が橋を渡ってやってきた。
この時期ここに集合となれば、行き先は一緒だろう。

 

私達も先を急いだ。
途中道を間違え、下へと進んで間違いに気づく。
ちょうど通りがかりの地元の方に尋ねたら、
分岐まで案内してくださった。

感謝感激だ。


あたりはガスに覆われていた。

杉林の中の道はスギの葉っぱが落ちて敷き詰めたようになっており、
踏んで柔らかく、濡れていても滑らず、実に歩きやすい。

まだ葉を広げたばかりのシダが、あちらこちらに。
もちろんゼンマイもたくさんあった。

スギの落ち葉の間から白い花。
三つ葉の葉っぱからカタバミの一種だと分かるが、
それ以上の分類となると?

芽吹いたばかりの新緑が、霧の森に浮かぶ。

この山には紅葉の種類も豊富で、十数種類に及ぶと聞く。

新緑のモミジもまた良し、だ。

谷間の空が開けた場所に、クロモジの花と若葉。

ギンリョウソウもこの時期だ。

ブナの巨木と記念撮影。こうして寄り添うと、
森の力を授かるような気がしてくるものだ。

幹に着いた苔が朝日が当たって輝いていた。

ヒメシャラやブナの巨木を愛でながら山道を歩く。
いつの間にか青空が広がり、木々の芽吹きと相まって、
心地よい時間が過ぎていく。

空を見上げながら進む。
足下注意!

初々しく広がった若葉に陽の光が当たる。美しい!

今日は魚眼レンズを持ってやってきた。

先ほどからつけっぱなしの状態だ。
このレンズは、周囲が曲がって見えるという特殊効果の他に、
レンズの先2cmまでも寄ることができるため、
いわゆる広角マクロとして使うことができる。

ヤブツバキの花も雨に濡れて気持ちよさそう。

 

最後の登りを上がっていくと、途中に、コバイケイソウの群落。

 だんだんと傾斜が緩くなる、
もうすぐ頂上だ。

そろそろカタクリの花が見えても良いはずなのだが、、、、。

 葉っぱはあちこちに見受けられる。
しかし、肝心の花はなかなか見つからない。

 


あった、あった。

ポツリポツリと、一輪ずつ、計5本。
花の数の何十倍何百倍の人がやって来ていると思うと、
カタクリをはじめ森の生き物にとっては迷惑な話ではある。

 

ロープの中に入らないように、昼食の場所を探して陣取った。
あまりにゆっくりと登ってきたので、時間ばかりが過ぎていた。

みんなお腹が空いていた。


帰り際、まだ蕾のカタクリの花に立ち寄って、別れを告げた。

光輝く新緑を楽しみながら、
登りの時以上にゆっくりと降りる。

途中、スミレの花に詳しいご婦人にいろいろ教えていただいた。

これは、四国スミレ。

同じ白いスミレの肥後スミレは、葉が深く裂け5裂するらしい。
同じように深い切れ込みがあるが3裂の薄紫のスミレはエイザンスミレ。

だいぶん賢くなった。

ハルリンドウ。まだ蕾状態。

再びガスがかかってきた。ポツリポツリと雨滴も降ってくる。

抜けるような青空も良いが、
ガスがかかってくると何やら幻想的な雰囲気になる。

こんな森の風情も春ならではであり、これまた気持ちよい。

クロモジの花や新緑にも雨粒がついていた。

 

今日は青い空に白い雲が流れる様や、
ガスがかかった森の風情も味わえた。

僅かばかりではあったがカタクリの花にも会うことが出来た。

フクジュソウやミヤマキリシマの時もそうだが、
花の時期は人が押し寄せてくるため、山にとっては辛い時期でもあると思う。

花がなくなってしまう前に、入山制限をする、人数を限る、
などの保護策も必要となっているのかもしれない。

 


タチツボスミレ

スミレの種類はたくさんあり、なかなか判別するのは難しい。
よく見かけるスミレから覚えていくほかない。


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