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鉾立峠
雲の間から朝日が射し込む。

坊がつるや三俣山、大船山の方はガスで覆われている。
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佐渡窪方面は青空も覗いていて、今日の天気に期待が膨らんだ。

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白口岳の斜面に日が射した。
山肌の残雪の色に赤みが差して、息を吹き返したようだ。

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うっすらとかかったガスにも朝日が反射して眩しく輝く。

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白口岳の山頂はまだ雲の中だった。山頂付近は真っ白だ。

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白口岳への急坂を休み休み少しずつ高度を上げていく。
ふり返ると大船山の姿が見えるはずなのだが、
今日は雲に覆われて、容易に姿を現さない。

立中山の上を光の帯が舐めていく。
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山頂直下の大岩。
こうして凍っては融けして、その形を崩していくという。
それにしても悠久の時が過ぎ去っていく。
人間が通り過ぎる様は、時の流れのスケールからすれば、
一瞬ほどもない無に等しいものだ。

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白口岳
真っ白状態。
強風と寒さでたまらず、重ね着をする。

早々に退散して稲星山を目指した。
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稲星越前の鞍部から、久住山がチラと姿を現した。

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稲星山へと登る途中、ガスで何も見えなかった白口岳の姿が見えた。
さらにその向こうにはみまたやまが白く光っていた。

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稲星山山頂
山頂の岩にすごい形をしたえびのしっぽが、、、

穏やかな稲星山に出会うのは難しい。
今日もガスと強風とすさましい寒さ!
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寒さに耐え、強風に負けないでいたら、
いつの間にか周囲の景色が輝き始めたではないか!
中岳・天狗が城さらには久住山の姿までも見晴らせるようになっていた。

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そして真っ白な白口岳の向こうにやっと姿を見せた大船山。

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遠望はまだ利かないけれど、素晴らしい景色に感激する。

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元気な足どりで稲星山山頂を後にした。

予定ではこれから中岳のはずだったが、
避難小屋にて昼食をとろうということで、
先に池の小屋を目指すことに。
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小屋の中には先客がいらしたが、まだ我々が座るスペースは充分にあった。
しかし友人は、写真をとためまだ遙か手前にいるのだった。
法華院温泉で用意してもらったお弁当は、
口の中でしゃりしゃりする。
何とご飯が凍っているのだった。
梅干しもカチカチ。
お湯を沸かし温かいみそ汁を食べると、人心地着いた。
御池ではスケートを楽しんでいるグループを横目で見ながら、
中岳へと足を向ける。
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鞍部に到着すると向こうに三俣山がその頭を覗かせた。

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真っ青な空に刷毛をひいたようにのびる白雲

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久住山・稲星山の鞍部越しに覗く阿蘇五岳

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中岳山頂より
稲星山の向こうには祖母の山並み
あれほど荒れていた稲星山の山頂もすでに晴れている。
しかしここ中岳山頂よりも強風が吹き荒れていることだろう。

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いつ見ても威風堂々としている大船山。

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平治岳の向こうには雪化粧した由布岳

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さて天狗が城を巡って久住山へ

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天狗が城

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御池は天狗が城の直下に位置している。
池の氷の模様の具合はここからが一番よく観察できる。

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星生山も真っ白だった。

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南斜面ということだろうか、
三俣山のこちらの斜面には雪はまばらだ。

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中岳方面

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池の氷の模様

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池の畔まで降りてみた。
いつの間にか人影がなくなっていた。

あと一登りで今日の最後の山、久住山だ。
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久住山頂
阿蘇五岳が綺麗に見渡せた。
やはり冬景色は厳しいだけあって、
晴れたときはひときわ感激する。

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肥前が城はいつも険しい崖の表情が印象的だ。

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大船山に別れを告げて赤川へと下山する。

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途中シーラカンスのような岩を見つけた。
見れば見る程、面白い顔をしていた。

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久住山直下の開けたところから見上げる肥前が城の姿。

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そのすそ野に広がる斜面

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林道に出合温泉まで間近となったところで、
夕日が林の中を見え隠れした。

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最後にふり返って白く輝く久住山を眺めた。
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