坊がつるへ

吉部〜暮雨の滝〜坊がつる〜大船林道〜鳴子川

2005年11月3日

photo : T.Maehara


 

知人を誘い、くじゅうの紅葉狩りを計画していた。
今年はここ数年のうちで、最も綺麗な紅葉となった。

星生山へと上がるつもりが、あいにくの小雨とあって、
山頂はガスが渦巻く世界となろうと想像され、
山初心者ならずとも敬遠したくなる天候となった。

そこで、まだ紅葉にはいささか早いとは感じていたが、
吉部より坊がつるへと向かうことにした。

 

吉部の紅葉はまだ始まったばかりで、これからと思われた。


最初で最後の登りと言って、皆を力づける。

倒木が覆い被さって、あたかもクモが足を広げているかのようだ。
その下をくぐり抜けて通過する。

森の中の潤いに満ちた空気を吸い込んだ。

快適な森の中のハイキングが続く。
森の中では雨も僅かしか落ちてこない。

暮雨の滝

滝の上で三脚を立てて写真とをっている方がいた。
今日は三脚を持ってきていない。
今度の日曜日に三脚を持って出直してこようと思った。

私らも滝の上に上がってみた。

うっすらと紅葉した渓谷の風情だ。

滝の上から直接、上の道へ上がる道が造られていた。

 ただ一輪のみのスミレ

色づくモミジ葉を遠くに、また上に見ながら先へと進む。

森の切れ目から平治岳が見えた。

思った以上に色づいている。俄然足どりが軽くなってきた。

モミジの種類によってもその色づき具合は様々だ。

クマザサのの茂るクヌギの森

途中で見つけた生まれたばかりのキノコ

名前は知らないが、まるで脱色されたような葉っぱだ。

最低気温が8度を下回るとアントシアンが生成されて赤く染まるか、
カロチノイドが出来て黄色くなるかだが、
どちらも出来ず葉緑素が抜けると色が薄くなる。

と、どこかで読んだ。


坊がつるへの入り口。
三俣山のすそ野が赤く染まっている!
期待が高まってくる。

平治岳のすそ野は、色とりどりの紅葉、黄葉で覆われていた。

うっすらと雲がかかって、
目の覚めるような色合いではないものの、
近づくにつれその鮮やかな色合いが目に飛び込んでくる。

登り口付近の色合いは昨年の方が良かったが、
ここ坊がつるの紅葉は今年はすでに素晴らしい。

同じ赤でも朱に近いものから鮮やかなまった、くすんだ深い赤と様々だ。

坊がつるへ

ススキはすでに枯れていた。

坊がつるキャンプ場

大船山への登山口の丘はここ坊がつるの紅葉でも、さらに色づきが良かった。
ひとびとの口からため息が漏れる。

雲が湧いて流れるこんな日もまた風情がある。

緑の色合いも秋の色で染まってきた。

しかし真っ赤に焼けた紅葉にどうしても視線が向いてしまう。


坊がつる後にして、大船林道へと向かう。

少し空が明るくなったら、
平治岳の紅葉がよりいっそう艶やかになった。

青空が見えるかと期待する間もなくガスが濃くなったり、
かと思えば何やら明るくなったり、、、


鳴子川にかかる橋を渡ると大船林道へと続く。

紅葉が綺麗に色づくための条件とは。
寒暖の差が大きくなって、最低気温が8度以下となる。
日当たりが良いこと
適度な湿気があること

渓谷の紅葉が良いのはこのような条件になりやすいからだろう。

橋の上から

適度な起伏のある林道を歩く。
紅葉の落ち葉を踏みしめて、頭上は紅葉のトンネルが続く。

無理やり記念撮影

懐かしくもあり、夢にでてきそうなくらい好きな光景。

オタカラコウの群落。すでに見る影もないが、、。

 赤と黄色の対比が美しい。

フィルターが濡れてしまい色滲みがでてしまった。
残念!

林道の途中より吉部への近道という標識がある。
ここからはいるとすぐこのような紅葉の森の中へ入る。

別世界だった。

鳴子川の本流なのか、支流なのか分からないが瀬音が耳に心地よい。

綺麗なモミジの落ち葉。

水たまりに浮かんで、水面に映るはこの世か浮き世か?
足下の星空のようでもある。

林道起点の橋に近づいた。

このあたりの紅葉はまだのようだ。

巨木の美樹にぽつりと若い枝が葉を伸ばしていた。

森の長老に敬意を払い、そっと横を通らせてもらった。

 


林道起点の橋の上。

ここからの紅葉風景は昨年も撮った。

 

後日(11月6日)雨の日にここへ撮影に来た。

ギャラリー「鳴子川」

 


|もどる|