三俣山

大曲〜三俣山(お鉢周り)〜大曲

2005年10月2日

photo : T.Maehara


 

今日は珍しいことに、阿蘇谷に雲海が広がっていた。
早起きは三文の得とはまさしくこのことだ。

今日の山行きは一人だ。予定時間はあってないようなもの。
しばらくこの阿蘇谷の夜明けを堪能しよう。

 

雲海の一部が内牧の街灯の光でぼんやりと浮かび上がっている。

徐々に空の色が明るくなっていく。

雲海の向こうは祖母山だ。

東の空には薄くなった月が残っていた。

一段と空が明るくなって、雲海の広がりがはっきりと見えてくる。

いよいよ日の出間近となった。

阿蘇谷から沸き上がる雲が外輪山へとうち寄せているようだ。


牧ノ戸峠手前の展望台。

清々しくも朝の色となった。


大曲からスガモリ越を目指す。
真っ青な空が気持ちいい。

 硫黄山のガスの匂いが鼻を突く

スガモリ越のススキが朝日を受けて輝く

噴煙の影が流れていく。

行き交う人はポツリポツリと僅かばかり。


スガモリ越から急坂を一気に上がると、そこは気持ちの良い秋風の吹く草台地だ。

西峰から眺める三俣本峰と第4峰

三俣第4峰

雲ひとつない真っ青な空!

遠く久住分かれ越しに阿蘇根子岳の姿が覗いた。

目を懲らすが人の姿はよく分からない。

今頃、友人はこの大船山を登っていることだろう。

ガラン台から風穴を経て北大船の縁へ急登し、
大船山山頂の御池の縁から前セリへと急降下する予定だそうだ。
膝に問題を抱えている身にはかなり辛そうだったので、パスさせてもらったのだ。

大分から来たという男性と偶然、一緒に行動することになった。
お鉢周りをご一緒しましょうということで、渡りに船だ。

まず第4峰に上がってきたので、反時計回りということになった。
すぐ隣に見える南峰へと向かった。

南峰

いつも秀麗な姿の由布岳

南峰より天池方面へと少しは行ったところは、坊がつるの絶好の展望台だ。

さすがにこの季節ともなるとテントは張っていない。


大鍋の縁から見上げる北峰と本峰

さらに下って小鍋の縁から見上げる。

雨が池分岐

いよいよここから北峰への急登が始まる。

岩が露出した急坂はまたシャクナゲの生い茂る山だった。
しかし台風のせいか大雨のせいなのか、
根元から倒れているものがたくさんあった。

道は軽く巻いて通ることは出来る。

小鍋越しに見る大船山と坊がつる

このアングルからの眺めは初めて見るものだ。


北峰

まだ通っていないルートとしては、この大鍋の底を横切るルートだ。

大鍋の紅葉は素晴らしいと聞く。まだ未体験だ。

本峰との鞍部へと降りてきた。

僅かにドウダンツツジが色づき始めたところだ。

左上に北峰、右上に三俣本峰の姿。

  

いよいよこれから本峰への急登が始まる。

息が切れる頃、本峰へとたどり着く。

 さすがにここには数人の登山客が登ってきていた。

先週見に行った白口岳もリンドウは素晴らしいものがあったが、
ここ三俣山の山頂もリンドウのお花畑だった。

      


リンドウにも別れの挨拶をして往路を戻る。

西峰の向こうに硫黄山と噴煙、さらにその向こうは星生山だ。

西峰から振り返ると第4峰の斜面にイタドリが黄色く色づいて見えた。

北千里を辿るとくじゅう分かれだ。

目を凝らしても人姿は確認できなかった。

スガモリ越から下って、ほっと一息つく。あとはなだらかな道を残すのみ。

膝を悪くすると何かと無理がきかない。
早く何とかならないかなぁ。

大曲が見えてくると、なんだか現世に戻ってきた気がした。

 


本日のルート

 


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