扇が鼻

2005年1月30日

photo : T.Maehara


 

 

このところ週末になると天候がくずれ気味で出かけることができなかった。
今日は天気予報は晴なのだが、、、山の天気は分からない。
今日もガスがかかって山頂は姿を見せてくれていない。

しかしこの車の数! 雪山愛好家の行動力は相変わらず、すごい。

 

牧の戸の霧氷は思ったほど成長していなかった。残念。


登り口よりアイゼン着用して出発した。

沓掛山手前
温度計が設置してあるが、見ると-6℃だった。

ガスがあたりを覆って何も見えない。進むにつれて晴れることを祈りながら歩いた。

木々の葉っぱも寒さに凍えているようだ。

ナベ谷の雪景色

霧氷は着いてはいるものの立派とは言えない。
しかし山肌には雪が積もり、曇って日が射してこないこともあって、
いっそう寒々しい光景となった。日本画的に仕上がった。

霧氷の張り付いた木が、まるで氷のオブジェのようだ。

扇が鼻の山肌に光が届いた。一瞬光がさしたかと思うとまた雲に遮られてしまう。

しかし徐々にではあるが陽が射し込むようにはなっている。と心を奮い立たせた。

相変わらずのどんよりとした冬景色。寒さが身に染みてくる。

白い円盤となった太陽が、時折姿を現す。山行き人の姿もつらそうだ。

扇が鼻分岐手前

白い珊瑚ともいいたいこの霧氷!

      

星生山のすがたは今回も見ることができない。

ふとあたりが明るくなったと思ったら、扇が鼻の方はガスがきれだした。
時間稼ぎにと先ずは扇が鼻へと向かうことにした。

青空が見えだした扇が鼻方面

「えびのしっぽ」が寒さと強風を物語る。

雲が吹き上がり、雪面の長い影が伸びだした。

やはり雪景色には青い空がよく似合う。こんな天気を期待していたのだ。

扇が鼻の岩が目前に迫った。

しかし、ここまでが大変だった。
ルートはすっぽりと雪に隠され、しかも踏み跡がなく、
幾度となく膝上まではまり込んで、靴が引っ張られそうな有様だった。

ラッセルで疲れ果ててしまった。おまけに風がものすごい。
稲星山にでもいるかのようなものすごい風。まっすぐ歩けない。

 


 

扇が鼻到着

 

ものすごい強風と寒さで、急いで岩陰へと回り込んだ。
まだ今一つ食欲も湧かず、おにぎり1個をほおばり、風が止むのを待つ。

上空は黒いほどのブルー。これで風がなければ最高なのに!

扇が鼻の岩は氷で覆われていた。

やっと星生山がその姿を現した。真っ白だ。しかし久住山はまだ雲の中。

すでにこの時点で、久住山方面へと進む気力はなくなっていた。
帰りの雪道と強風がまだ立ちはだかっている!

扇が鼻へと廻ったのは間違った判断だったかもしれない。
しかし雪の扇が鼻は初めてではあった。

祖母山頂が見えた。祖母山も風が強そうだなぁ。

久住山もその姿を見ないまま下山することとなった。

雪面は日が射して目が痛いくらいに輝いている。雲が流れた。

くじゅうの雪景色。

今日は綺麗というより寒かった〜。人も少ないようだ。

沓掛山付近のカラマツ林

雪に覆われた三俣山。

日が射してきたことで霧氷もやや湿りが出てきていた。

三俣山の山頂はまだガスが切れきっていない。
今日三俣に上がった人は、同じように強風と雪道に苛まされたことだろう。

久住山方面をふり返った。
遅い時間から登り始めた人たちは、今頃晴れだした山頂に立って歓声を上げているのかな。
ちょっとくやしい。

 

繊細な影を映して広がる雪化粧の山肌。けっこう綺麗だ。
お気に入りの1枚となった。

 

 


 

沓掛山付近では結構人出もあった。雪山景色を見に来ている人々のようだ。

今日は少々未練も残った山行きとなってしまったが、
何事も欲張らず、無理をせずに、自然の姿との一期一会を心に刻みたい。


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