親父山・障子岳

2005年1月10日

photo : T.Maehara


 

 

今年初めての山は障子岳だ。
昨年の冬に出会った霧氷が忘れられない。 

 

登山口へ上がる途中、道向かいの山肌が赤く染まった。
すかさず車窓よりパチリ。

 


 

林道は倒木もなく順調に進むことができた。
しかし、林道から親父山へのは入り口に倒れた大木が!
完全に道をふさいでいる。

道の脇に車を停めた。すでに2台の車が停まっていた。

 

3〜4回沢を渡るところがあるのだが、

なんと沢が凍っているではないか!
急に寒さが感じられてきた。

    

いつもの所で記念撮影 

ここ数日の冷え込みで、かなり下の方まで霧氷ができている。
稜線沿いの霧氷に期待が持てそうだ。

なんという木か分からないが葉をたたんで冬を忍んでいる様子が面白い。

上を見上げるとすでに真っ白!
粉雪が舞っている。

空気が冷たくて呼吸が辛い。タオルを口に当てながら登る。

登山道は雪が積もっているが、新雪でありアイゼンはまだ不要だ。

頭上が明るくなって黒岳方面がよく見え出す。
周りは氷に閉ざされた世界だ。

寒気の塊は九州では北西より吹いてくる。
祖母山までの間には佐賀長崎の山々があるのみだ。阿蘇は低く独立峰に近い。
佐賀長崎の山を越した湿った寒気が、黒岳から祖母山の山並みにぶつかるため、
これほどの霧氷が生じると思われる。

枝に着いた霧氷。

氷の芸術

やっとの思いで親父山へと上がってきた。
ガスで何も見えない。障子岳へと向かった。


 

親父山から障子岳へ歩いてすぐ、B29の墜落地がある。
ここはちょっとした鞍部になっていて、風が通り抜けやすいのだろう。
ものすごい霧氷が着くところだ。

 


向こうに見えるのは障子岳

霧氷の重みで枝がしだれている。

自分で勝手にこの木はイチイと思っているのだが、これも記念撮影した。

     

さらに進むと大きく枝を広げた木が、
あまりの寒さに雄叫びを上げているかのような姿に出会う。

時々青空が顔を覗かせる。トナカイの角のような霧氷。


 

障子岳(1703m)

今日はここ親父山〜障子岳で出会った人は3人のみ。
さすがにここまで冷えると人出も少ないなぁ。

 

傾山への銃走路へ進むとすぐ展望の優れたところがある。
ここで昼食をとった。寒さも半端ではない。

ガスがかかったり晴れたりするのを見ながら写真を撮った。

ここの霧氷は先ほどのものに比べて小振りだ。
それだけ気温も湿度も低いのだろう。

ラクダ岩方面

ガスが晴れ、あたりの山々が眼前に広がった。
遠くに傾山の姿。

凍てついた世界(ラクダ岩)

祖母山

山頂はうっすらとガスがかかっている。
しばらく待ったが山頂だけはなかなか晴れ上がらないようだ。

古祖母山へと連なる銃走路。

井筒山方面

祖母山

霧氷の山肌。とても寒々しい光景だ。

 

あまりの寒さにカメラのバッテリーもヘタって来る。
ポケットの中のカイロで温めながら撮ってきたが、
書き込みが遅くなってきた。

それでも温めながら撮り続けた。


 

復路

霧氷の着いた枝振りがなかなか様になっている。

ガスで白い円盤となった太陽

竜が空へ向かって登っていくような姿。

 


登山口の沢

まだまだ氷に閉ざされたままだった。

 

 


 

竜が岩の滝 

水しぶきが凍っている。こんな姿はなかなかお目にかかれない。

これから雪も積もり寒さも厳しくなってくると、
この谷沿いの道も通れなくなるだろう。


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