韓国岳〜大浪の池

2004年11月28日

photo : T.Maehara

同行者のHP


 

久しぶりの山行きは大浪の池と決まった。

ここしばらく無性に本が読みたくて、昼となく夜となく本を読み続けた。
習性となっているのか、日曜日は朝早く目が覚める。
そして朝からずーと夜まで読み続けるといった調子だった。

2週間で新書15冊を読破した。

 

で、今回の山歩きである。
怠惰な生活をしてきたせいか、気分的にはやや億劫だったのだが、
いざ登り始めると、好天にも恵まれ、実に気持ちの良いものであった。

やはり山歩きはやめられない。


 

8時に待ち合わせだったが、2人とも早く着いて、出発は7時45分。

硫黄山から韓国岳へとルートをとると、すぐ林の中の急坂となる。
この時期は花もなく、葉も枯れかかり面白くない所だが、しばらくの辛抱である。

3合目を過ぎる頃からあたりが開けてくる。


              甑岳

白鳥山の六観音池が見えだした。
背後に雲が広がって一見、高山の体。

久しぶりの好天に恵まれて気分上々、体は思ったより軽い。
 

 

6合目を過ぎると韓国岳のお鉢の中が見下ろせるようになる。パノラマ撮影をしてみた。

遠くに青垣をなすは球磨の山々と見た。
とすると、その中の最高峰は市房山のはず。

          

望遠レンズで迫ってみたが、その姿形から市房山とは判断できなかった。 

大浪の池の湖面が蒼くひろがっている。

まだ8合目付近ではあるが、
このあたりまで来ると山登りというより、もう山頂にいる気分となる。

眼前に高千穂峰がその姿を現した。

その秀でた姿を見ると、思わず感嘆の声が出る。
韓国岳に登る意味は高千穂峰の姿を見るためだったとさえ思えてくる。

 


天孫降臨の山としてあがめられるのも無理はないと思わせる風貌。

お鉢には噴煙が立ち上がっていた。

縦走路を目で辿る。

今日の縦走路は高千穂峰を目の前に眺めながらの、
まるで引き寄せられるようにして進む旅となることだろう。

さて、今日の目的の大浪の池へと視線を戻した。

大隅半島の高隈山が雲の上に聳えている。
さらにその先、遠くの洋上に屋久島の姿。

雲上に高隈山の大箆柄岳(1236m)が抜け出して見える。
922mの開聞岳は雲の下なのだろう。この日見ることができなかった。

しかし屋久島と思しきその姿を見ることができたのは本当にラッキーだった。

韓国岳山頂でしばらく写真を撮ったり、遠くの山々を眺めたりして時間を過ごした。

縦走路に思いを馳せながら、これより大浪の池へと下る。


韓国岳からの下りのコースには、木製の階段が施してあった。
来るたびにこの階段の数が増えているように思う。

木製階段は山肌の崩落を防ぐ意味では有効な手段だと思われる。

快晴のお天気。雲ひとつない青い空。

 ここの階段は段差が大きく、登るには辛そうだ。

 


 

避難小屋で一息入れて、西回りコースへと向かう。
昨年の春マンサクを見に来たときとは逆のコースを取った。

 

周回路に入ってすぐ池を見下ろす絶好の展望台がある。
池を眺めながら昼食を取り、しばし時間を過ごした。

 

湖面の輝きが眩しい。

 風があるのか湖面の光の模様が変化する。

周遊路は自然歩道となっていて、今日はお天気もよくたくさんの人々が行き交っている。

大浪の池と桜島

この日はうすい雲が雲海状に広がっていて、錦江湾も霞んでいる。
しかし空気の透明感は冬らしく抜けている。

湖面の煌めき

小春日和の大浪の池

大浪の池 広角レンズで全体を入れて撮ってみた。
湖面は神秘的に蒼い色。空よりも深いブルー。

奥の山影は桜島

ほとんど葉を落とした木の枝が低い太陽の光で輝いて、
写真で見るとまるで霧氷のようにも見える。

大浪の池と韓国岳 その1

大浪の池と韓国岳 その2

大浪の池と韓国岳 その3

東回りコースにはいると南側の眺めが良くなった。
高隈山と桜島。屋久島の姿は見えなくなっていた。

影になったところに白い樹幹が青く浮かび上がる。

新燃岳のエメラルドグリーンも神秘的な色だが、
大浪の池の深いブルーもやはり不思議な色具合。

神秘的な大浪の池

 


大浪の池を1周してえびの高原へと向かった。
早々と冬の装いとなった森を見上げる。

昨年の春にも会った森の巨人

このあたりは世界にここだけにしかないというノカイドウか生きる森だ。

ノカイドウは鹿の食害から守るために柵に囲まれていた。その数も少なくなっているようだ。

国道に出るとたくさんの観光客で賑わっていた。


 

「鹿に餌を与えないでください」の看板の横で、
観光客がわざわざ車から降りて餌をやっている。

この鹿の親子も餌がもらえると思って逃げずに近づいてきた。

 


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