蛤岳・背振山

2004年10月3日

photo : T.Maehara

同行者のHP


 

天気予報は日替わりで変化しながらも、土曜日の予報は晴!
明日の予定は蛤岳・背振山である。
このあたりの山としては以前多良岳に行って以来だし、背振山山系は初めてだ。

ところが東背振のICを下り背振山を目指すうちに、
空が黒くなり、やがて雨が降り出してしまった。

坂本峠の蛤岳への登山口に着く頃には本格的な雨となっていた。

 


 

木立の間を縫うように山道が続く。

相変わらず雨が降り続く中、完全な雨装備に包まれて歩く山道も悪くないと思い始めた。
身体が濡れないということが、快適さの条件だと実感する。

しかし降りしきる雨の中カメラを出すのが躊躇される。

 

梢にぶら下がるジョロウグモを発見

ミズヒキ


すでに花の時期は過ぎている。

少し雨が止むと、こうしてカメラを出して写真を撮る。
山歩きをしたかったのか、写真を撮りたかったのか?

欲張りな私たちは、このどちらも楽しみたいのだ。

次々とキノコを発見。

   

名前は皆目分からない。ぞろぞろキノコ図鑑を買うべきだろう。
キノコを見つけると写真を撮りたくなる私としては、、、ネ。

立ち枯れているのか、びっしりとついたキノコ。そのうちこの枯れ木を土に返していく。

杉木立の中の道が続く。霧があたりに漂い、あるのは静寂のみ。

台風で落ちたスギの小枝が一面に散乱する。


すでに茶色くなったもの、黄色いもの、まだ緑色したもの。

蛤水道源流への分岐点。源流へと向かった。

分岐点より400mとある。
また、坂本峠より蛤岳まで4.1km、
蛤岳から背振山までも4.1kmである。
しめて9.0kmの道のりとなる計算だ。

 

コンクリートの水道に、音を立てて水が流れている。

水の確保は米の生産量、ひいては命に直結する。
熾烈な争いがあったのだろうと昔のくらしに思いが馳せる。

しかしこの地球だって人口の増大、温暖化による砂漠化など、将来の水不足が懸念される。
水を巡って血が流されないように何か知恵はないものだろうか。

水路脇にはオタカラコウがまだまだ元気に花を咲かせていた。

このあたりにはたくさんの花が自生している。
季節ごとにいろんな花が咲きそろうのだろう。

オタカラコウ 

   

アザミとアケボノソウ

 

 


蛤岳山頂

山頂の「ハマグリ」岩の上より、佐賀平野を望むと下界は晴れているようだ。

雨滴が垂れる林の中を歩く。

これは何の花?

スギの葉に着いた雨水の滴が、やっと差した陽の光に照らされてきらきらと輝いて見えた。
なんてことはない景色だけど、雨中の山行きだったせいか、心に煌めいた。

日が射し込み、木洩れ日がさす林の中は、たくさんの落ち葉に埋もれていた。

またもやキノコに覆われた切り株を見つけた。


 

自衛隊のレーダー施設あたりまで来ると、空は明るさを取り戻していた。

雨水をたっぷりと吸った木々の黒い幹、濡れて輝く木の葉。

たっぷりと露出補正して撮った。

自衛隊の施設の脇に丸太でできた長い遊歩道が通っていた。
濡れて滑りやすいがどろんこにはならずにすんだ。

森の中の散歩道。日が射して気持ちよい山歩きとなった。

またまたキノコ発見!

寄って、見上げてみる。キノコの傘の裏面がみずみずしい。

青空がとつぜん広がった。秋風が吹いた。

緑はなんといっても光がさしてこなければ輝きださない。

台風で痛んで随分と葉も落ちてはいるが、
これからの気候次第では、紅葉も楽しめるかもしれない。

 

 

雨で始まった今日の山歩きは、さいごには青空も望め、
しっとりとした森の風情を楽しむことができた。

快晴時ばかりの山歩きでは、本当の山の姿は見えてこないと実感できた。


 

背振山山頂。

またガスがかかって何も見えなくなってしまった。

 


|もどる|