英彦山
南登山道→南岳→中岳→奉幣殿

2003年11月2日

photo : T.Maehara

同行者のHP


 

今年最初の山は雪の英彦山だったが、今度は紅葉を期待して再訪した。


前回と同じく銅の鳥居から出発した。

この途中の道沿いでも紅葉が始まっていて、期待が持てそうな朝であった。

 

今年1月12日に訪れた時のコースと逆廻りをとることにしている。


 郵便局より上から右へ入った。

石垣に着いたユキノシタの葉も赤く染まっている。(ご指摘ありがとうございました。)

 

九大生物研究所の手前より右へはいる。しばらくすると玉屋神社の標識があり、そこを左へと進む。

石窟があったりと信仰の山の雰囲気が満ちている。 途中右へと入り込むとそこは墓地だった。

 


玉屋神社

般若岩と呼ばれる岸壁の下に玉屋神社がある。その前面には立派なスギの木。

 

市房山の巨大なスギほどではないがここのスギもかなり大きい。
このように天に延びるスギの巨木には何か神々しいものを感じてしまう。

  
柔らかな朝日があたりに漂い、うっすらと色づいた木々の緑も優しい光を受け止めている。

 

 坂を下ると玉屋神社の建物がある。ここから左へと進む。

岩に掘られた穴にお地蔵さん? 神社にはあわないような感じ。

 

森の中は鬱蒼して、人が入り込むことを躊躇させるものがあるが、
色づき始めた葉とひんやりとした空気が秋の山を歩く心地よさを増してくれる。

 


 

鬼杉

 岩山を下るとひょっこりと鬼杉が見えた。

 

ここでしばらく休んで、いよいよ南岳への急坂に取りかかる。

 

アオハダの黄葉が陽に照らされて輝いていた。
見ると赤く熟した実が鈴生りになってる。

いよいよ本格的な登りが始まった。写真を撮ってる余裕はなくなった。

あたりの木々の葉が色づき始めた。

高度が増すに連れて上方から歓声が上がる。素晴らしい紅葉に出会ったのだろうと気がはやる。

上がるに連れ岩場が多くなった。 

 

柱状節理の岩が露出している。この岩の形から「材木岩」と呼ばれているらしい。

おそらく一本一本切りだして、材木のように運び出したのだろう。

 

岩場の展望台のようになっているところに素晴らしい紅葉があった。

先ほどの歓声のもとはこの目にも鮮やかな紅葉だったのだろう。

ちょうどうまい具合に日が差して紅葉場の赤が輝いている。

 

 地面には緑から赤へのグラディエーションを残した落ち葉。

 

 さらに登ると鎖場の直下から錦絵のような山肌が見渡せた。
本日最高のロケーションだ。

 

鎖場を登り切ると南岳頂上となる。

 

雲が出始め霞んできた。見晴らしは今一つ。空腹をこらえて中岳へと急いだ。

 


鞍部にさしかかるところから見上げる英彦山神社の屋根。

頂上付近の紅葉はすでに終わっていた。

 

山頂広場にはたくさんの人が思い思いに場所をとってお弁当を広げていた。


売店もあっておでんやビール、カップ麺なども売っている。

 

 

昼食をとって下山する。石段を下ると再び広場となっている。ここは行者堂。

 


ややガスがでてきた。


真っ赤に色づいた紅葉がガスがかかった山に彩りを与え浮かび上がった。

 

道には紅葉の落ち葉がびっしり!
この季節ならではの風景だ。綺麗だと思う反面、もの悲しくもある。
      

千本スギのあたり。


たくさんの人がまるで散歩しているように歩いている。

→今年のこのあたりの雪景色(1月12日)

南斜面はさすがに色づきがよい。

九州の山は常緑樹も多く、全山紅葉というわけにはいかないが、
それでも真っ赤から、くすんだ赤、エビ色、黄色の葉、褐色の木々と情緒溢れる彩りだ。

雲が湧き柔らかな光で包まれると、紅葉の色具合もしっとりして、これもまた美しい。

ガスがかかってくると神秘的な雰囲気に。


しっとりとした紅葉に見とれながらの下山。
いつもは足早に駆け下りるところだが、ゆっくり景色を楽しみながら下りるのは実に心地よい。
さらに足にも優しい。

 

登と下りでコースを帰るときには、急坂の方を登りにするのが基本だということが分かる。

 


 中津宮 このあたりも紅葉に彩られていた。

 

長い石積みの階段を下り杉林を抜けると、奉幣殿の屋根が見えてきた。


相変わらずこのあたりにも人がいっぱい押し寄せてきていた。

       
若い人、子供連れ、団体、、、、いつも人で賑あう信仰の山だ。
 
 


 

南岳直下の錦絵の山肌。

これほどの紅葉は今年初めてだった。そして今年の紅葉はこれで見納めだ。


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