倉木山

2003年 3月30日

photo : T.Maehara

同行者のHP


そろそろ春山の花々にあいたいと、この山を選んだ。
この山に登った後、道向かい由布岳の肩に突き出た飯盛が城にも行く予定だったのだが、、、、

 


 

阿蘇谷の夜明け

バックの山並みは祖母・傾山系

 


阿蘇の野焼きはすでに終わって山肌は黒く焼けてはいるが、
そのかわり、ぐんと見晴らしは良くなった。

これから若草が一斉に芽吹き、ワラビ狩りの人々で賑わうのだろう。

黒く焼けた草地にはまだ霜が降りていた。明るくなった空に阿蘇根子岳の姿が浮かび上がる。

 

瀬の本高原も焼き払われていて、朝日を浴びている阿蘇五岳がはっきりと遠望できる。

 

やまなみ道から草地にはいって写真を撮ったら、
ズボンの裾がすすで黒ずんでしまった。

 

 

牧ノ戸峠

早朝に飛行機雲をよく見ることができる。
昨年黒岳に行ったときにもこの時間だったかな?

 

長者原

ここも道沿いは焼き払われていた。
そしてあと一月もすると緑眩しい季節となるのだ。

 


 

いよいよ倉木山へ

 登り口までは草草原が続く。 反対側は雨乞い牧場。

 

 

林道脇にはフキノトウが花を膨らませていて、春の野道といった風情に満ちている。
秀麗な由布岳の双耳峰が旅情もかき立ててくれて、気分は最高状態。

これはヤシャブシのそう果、らしい。

 

 

急騰コースと山腹廻りコース。

登り山腹コースを取って、
帰り急騰コースという予定だったのだが、、、、、

 

林の中から見える由布岳。
この山はどこから見ても絵になる。

 

このあと登るはずの飯盛が城も見えた。

左は湯布院の街。

 

稜線に上がると頂上はすぐそこだ。
ここは見晴らしの良い草台地となっている。

 

南には九重の山塊が青く見渡せた。

 

久しぶりに3人組が揃った。

 

 

 

この後とんでもない事態となってしまったのだった。それは、、、

 

雨乞い牧場から登り、山腹コースとをって山頂へ出たあと、
いったん引き返して急騰コースを取るべきだったのが、
なぜか3人とも方向音痴と化し、反対側へと下りてしまったのだった。

地図も磁石も、そして何より由布岳が反対側に見えていたにも拘わらず、
反対側に下りるとは!

そのため下り40分のところ山裾をぐるりと廻って登り口まで戻る羽目となった。
2時間以上もかけて林道を歩きに歩いた。

しかしその途中には色々な発見もあったのだった。

さながら3人のスタンド・バイ・ミーのようだった。

 

 なぜか反対側へ急降下!

 

 

 

イチゴ博士のS氏が何やら発見したようだ。 

それはエビガライチゴというもので、
大変珍しいとのことであった。

ノイバラを大きくしたようなこのイチゴの木には
6〜7月頃に実を付けるという。

 

 

林道脇にもたくさんのフキノトウ。
さらにタラの木もたくさんあるのを見つけてしまった。

 

 

手入れの行き届いた杉林。

 

 

カバノキあるいはハンノキ属の木の花が咲いていた。

 

 キブシの花だそうだ。

 

やっとの思いで車まで帰り着いた私たちは飯盛が城を断念して、
ショウジョウバカマが咲いているかもしれない所へと向かった。

 

 


ネコヤナギに似たこの木の芽は?

 

クロモジの新芽が一斉に芽吹きはじめている。

 

薄暗い林の中ではショウジョウバカマの花が一面に咲きそろっていた。

 

木漏れ日が差し込んで、いっそうこの花の美しさが際立ってくる。

 

ぱっと見た目には冴えない感じがするのだが、、、近づいてよく見ると、、、

 

いくつもの頭花を持つこの花は近寄ってみるとそのピンクの色合いがまた素晴らしい。

 

これほどの群生を見たこともなかったし、
これほど魅せられたこともなかった。

 

何やら語り合っているかのよう。

 


 

今日は予定外のコースに踏み込んだりもしたが、
これもまた時間を気にすることもなく歩いて
なかなかふだん味わえないものである。

何よりたくさんのショウジョウバカマを見ることができたのが
何よりの収穫であった。

 


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