英彦山

2003年 1月12日

photo : T.Maehara

同行者のHP


 

2003年最初の山歩きを、福岡県と大分県の県境に位置する英彦山と決めた。
天気予報では快晴を期待でき、しかもこの1週間前に大雪が降り寒波が来ていたため、
霧氷で定評のある英彦山に霧氷と雪景色を見たかったためだ。

 

 

英彦山に近づくと、道には雪が積もり、一部凍結しているところもあった。

英彦山神社の参道でもある正面登山道始点の銅の鳥居から登った。 

 

    

長い石段の登り道が延々と続く。
両脇にはいろいろな修検の場であった「坊」が立ち並ぶ。

 

石段を登りきると、奉幣殿である。

大きな鳥居からさらに石段を登り、さらに山頂を目指す。

 


そこは杉林が広がっていて薄暗い。枝には先週に降った雪がまだ残っていた。

杉林も手入れされて、これだけ年月がたっていると、
不思議と神聖な雰囲気が感じられるのはなぜだろう。
日本人はやはり木が好きなんだと思う。
森を慕い、巨木を畏れ、自然と原始的な宗教感が沸き上がってくるのを悟った。

 

見上げると樹冠には日があたっている。天井を隙間なく覆い被さる杉の枝振りが目に付いた。

 

さらに石段は続く。雪が道を覆い、冬枯れの木の枝にも積もっていた。

        
このあたりは霧氷は見られない。
朝方は冷え込むといっても、このあたりの標高ではまだそこまではないのだろう。

 

稜線に上がってきた。青空の下、日差しが温かく感じられるこの日
雪景色を見ることができるのは、九州に住む人間にとっては大きな喜びである。


 

枝に積もった雪が日に照らされ風に揺れて落ちてくる。

    
登山道を歩いていると、あちこちでドザッという音とともに雪の固まりが降って砕け散っていた。

 

千本スギあたりの雪景色

このあたりからの杉は、樹齢千年とも言われている。
しかし枯れて折れたものも多い。

 

    
抜けるような青い空、温かい日差し、そしてどこまでも透けて見渡せる空気。
最高の日に初登りが出来た。感謝感謝。

 


 

では、素晴らしい雪景色の英彦山の空気をご覧下さい。

 

    
霧氷の飾りをまとった杉林(左)
枝に積もった雪の重みで悲鳴を上げているかのような枝(右)

 

  
白く輝く木々と真っ青な空とのコントラストが目に眩しい。

 

 光り輝く霧氷

 

関銭跡の水原殿

たくさんの人が中岳を目前にここの開けた場所で息をついていた。ここには水場もある。

 

        
雪原の笹、青空の色を映している。

 

さらに上に登っていくと霧氷も木々の雪もますます美しい。

   
 

たくさんの登山者達の歓声が上がる中、立ち止まっては写真を撮り、
撮っては歩くというテンポでここまで来た。
優に30人くらいの人たちに道を譲った。

  

 

ここまで来ると中岳山頂も近い。
登り始めて3時間近く経とうとしていた。
標準時間の1.5倍だ。それでも満足する時間を過ごした。

  


 

山頂の英彦山神社で、お参りをしてお札を求めた。
山頂の広場にはたくさんの登山客があちこちで昼食の準備をしたりして歓声が上がっていた。

          
 

まるで時ならぬ桜の花のような雪の花をつけていた。

   
 

お花見のような日より。しかし降ってくるのは桜吹雪ではなく雪のかけらだった、、、カメラ直撃!

   


 

中岳で昼食を済ませ南岳へと向かう。
帰路は南登山道を通ることにした。

霧氷の木々の隙間から南岳が見える。

 

正午を過ぎているにもかかわらず、日は低い。
幹に張り付いた氷が陽の光を取り込んで輝きを増している。

 

南岳の展望台より中岳の英彦山神社の屋根が見えた。
 

南岳から下る途中で見られた寒波襲来の跡
大陸からの冷たい湿った風が絶えず吹き寄せいるのだろう。

 


 

鬼杉という巨木があるという。樹齢1200年、天然記念物に指定されているという。
現在は幹周り12m高さ40mだが、いぜんは80mもあったらしい。

           
 

鬼杉に別れを告げ玉や神社へと向かった。
ここまでが結構距離があった。

ここから奉幣殿へ帰路に就く
途中、英彦山中岳の手前の稜線が眺められた。

 

やっと奉幣殿にたどり着いた。
しかしここから銅の鳥居までは石段の参道が1kmも続くのだが。

 

こうして霧氷と雪景色の英彦山巡りを終えた。
1ヶ月ぶりの山行きでやや足にこたえたが、満足度の高いものとなった。


 


中岳から南岳への鞍部
木洩れ日で青く染まる雪道に木に積もった雪が落ちてくる。


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