九重黒岳

男池〜風穴〜天狗岩〜高塚山〜前岳〜白水鉱泉

2002年11月10日

 photo : T.Maehara

同行者のHP


 

晩秋の佇まいを感じたくて、九重黒岳〜前岳縦走を計画した。

豊かな自然林の中のハイキングは実に快適ではあったが、
すでに山は初冬の佇まいを見せていた。

 


 

男池に近づいた頃、朝日が差し、
晩秋の山肌が赤く染まった。

 白水鉱泉に車を置き、男池の登山口を目指した。

  


男池から自然林の中へと足を進めると、雪がうっすらと積もっていた。

 

落葉と雪が積もった森の中は、冷え冷えとしているけれども、
森の住民達はすでに冬支度を追えているのだ。

めぐり来る春を無事に迎えるために。

 

葉を落とした木々に残る色あせた緑

 

   

 

岩の上に積もった雪に突き出ているのは苔の芽?

 

 岩場に根を下ろしたブナの木の根は板状根となっていた。


 

ソババッケに到着。ソババッケとはどういう意味なんだろ?

    

青白くモノトーンに沈んだソババッケの朝

 

まだ時間が早くて陽が差してこない。

    

冬枯れした植物はこうなっては何という名前なのか判らなくなってしまう。

 

日陰には落ち葉が凍り付けにされていた。
春がまためぐり来る頃には朽ちて土に戻るのだ。


 

日が射し込んで輝き出す林の木々の小枝

 

前セリ付近

黒い木肌の小枝がきらきらと輝いていた。

 

足場は凍っていてすこぶる危険だ。そんな中、氷詰めにされた落ち葉。


 

黒岳天狗岩直下の風穴に着いた。
こんな肌寒いときなのにも拘わらずたくさんの人が詰め寄せていた。さすがは人気の高い黒岳だと感心する。

     

 

初冬の大船山の北斜面

 

 これは何の実なのだろう。


 

天狗岩別れから天狗岩へと目指す。


天狗岩が眼前に見えてきた。ごつごつとした威容が迫ってくる

 

遠く祖母の山並み


今日は久しぶりに透明度が高いようだ。

 
大船山北斜面
こちら側から見る大船山は姿形が異なっている。
 
由布岳と鶴見岳
 

天狗岩のバックには傾・大崩の山塊が連なる。

 

寒々とした山肌
すっかり葉を落とした木々の間に雪が積もりはじめた。

来年の3月までは融けないのだろう。

 

高塚山山頂で三俣山を眺めてくつろぐ


 

高塚山から急坂を下り延々と上下するも
まだ前岳に着かない。

     

何という名前か判らないが変わった形のキノコがあった。

 

雪をかぶったスギゴケ このみずみずしさ! 生命力の強さに脱帽だ。

 

丸裸の冬枯れの林の中を歩き続けた。

空は真っ青に晴れ上がった。
 
 

前岳付近から黒岳の斜面を眺める


 

やっとたどり着いた前岳。
 

冬支度が住んだ山の生き物の風情に心が捕らわれる。
なんて綺麗なんだろう。

   


 

色褪せた緑が物憂い

   

 

日陰となってまた青白く見えだした森の中の緑。

   


 

白水鉱泉近くまで降りてくると、まだまだ錦秋のまっただ中だ。

 

こうして黒岳めぐりは終わった。
ここの美しい自然林が、いつまでも美しいままであるように願わずにはおれない。


 

 

 


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