傾山
杉が越〜傾山〜黒仁田

2002年 4月28日

 photo : T.Maehara

  

同行者のHP


日之影町 青雲橋の道の駅で待ち合わせ

雨が心配されたが、朝から雨は止んだ。雲が湧き流れていく。


季節は新緑の頃。

日之影側を見立てへとさかのぼるほどに、眩しいほどの緑が目の前に広がった。

 

霧にしっとりと濡れた新緑が、優しく迎えてくれた。


黒仁田の登山道に帰りの車を置いて、杉が越の登山口より傾山を目指した。

杉が越登山口

 

ツボスミレ?

ギンリョウソウ

登山口から上がった稜線沿いには、白い小さなスミレ(ツボスミレ?)がたくさん咲いていた。

  

見上げると新緑の天井。

なんという名前のキノコかは知らないが、
春の野山の樹林の間を歩いていると、いろんなものが目にはいる。 

 

第1のピーク?
ここから傾山直登まで、20のピークを越えなくてはならない。

 

ミツバツツジの若葉、花は?もう散ったか、まだなのか?

         

 

いくつか目のピークから樹間より展望が開ける。
雲に隠れている山は、新百姓山?

 

第6峰の障子岩?

 

雲に煙る稜線。緑豊かな深い森は、祖母・傾の特徴だ。

 

緑の間には枯れ木。

岩場の道が続く。

 

まばゆいばかりの緑に、思わず歓声が上がる。
鮫ちゃんにも見せたいな。

 

休み休み行くが、岩場あり、梯子あり、ロープありの変化に富んだコースだ。

         

 

と、突然、ミツバツツジが目に飛び込んできた。

曇っていたにもかかわらず、天井は新緑で明るい。

 

シャクナゲの花。
今年は裏作だそうで、これだけだった。

 

 右は深い、クワズル谷が眼下に広がり、

すぐ左側は、もう谷。五葉松?の間から、渓流の水の流れる音が響くベニガラ谷が迫る。

 

前方には、もう何番目かわからない岩峰が迫る。

二またに分かれた巨木。何の木だろう。

   

何度も何度もこうした岩場を上り下りするうちに、向こうに傾山の姿が見えたような気がした。

 

最後のピークはいくつかの梯子を下って終わる。

 

ここから稜線の九折越道出会いまでの直登400mに1時間半もかかった。
途中、足がつりそうになり、くじけそうにもなりながら、
少しずつ登る。ほんと死にそうでした。

アケボノツツジ。薄いピンクが透けるような花びらがきつさを忘れさせてくれる。

     

直登1時間半の間で撮った写真はこの3枚だけ。
気力を振り絞り、体力を保持させながら、喘ぎっぱなしの余裕のなさのあらわれだ。


必死の思いをしながら、やっと稜線にたどり着いた。

ここで疲労回復のため、遅い昼食をとった。

 

食べて少し休むと何とか頂上を目指す気力が湧いてきた。

雲に覆われて遠望は得られない。

    

 

頂上に到着!思わず、「ここはどこっ」と言いたくなった。
頂上にたどり着けたのがウソみたいな、今回の山行きだったのだ。

頂上は岩だらけの広場であった。

 

傾山山頂 展望はゼロ。

標高1602m


 早々に、頂上に別れを告げ、一路、九折越を目指す。

アケボノツツジが登頂を祝福してくれた。

 

九折越までの稜線は、霧に煙る快適な林の中の散歩道だ。

 

立派な枝振りに思わず、足を止めて見上げる。

 

スミレとは思うが、種類がわからない。

 

快適な散歩道、森林浴に打ってつけの道。

 

 


九折越の広場。結構多くの人でにぎわっていた。
傾きの山並みは、やはり雲に隠れてその姿を拝むことができなかった。

広場の脇に咲く白い花をつけるこの木は?

 


時間も迫り、帰りを急がなくてはならなくなった。
九折越からはすぐ杉の林となっているが、すぐまた雑木の林に戻った。

 

水場を過ぎて下ると、またミツバツツジの花が迎えてくれた。

 

これもスミレの仲間?と思ったけど、キランソウのようです。
イシャダオシとか、ジゴクノカマフノフタという面白い別名があるそうです。

 

 

 

これは日之影川の源泉か?
紅葉の時期も美しいだろうが、新緑のこの季節もまた格別だと思う。

 

造林小屋

 

造林小屋から下ったところにも端があり、
その上から新緑に煙る清流が眺められる。

 

黒仁田神社の鳥居

 

 

ひどく体力を消耗した山歩きだったが、その分感動は大きかった。
いつかまたここへ来るときは、脚力を付けてくるぞと心に誓った。


新緑の山だった。


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